肝臓がんの特性を知ろう|発症前の予防が肝心

早期発見で手術が可能に

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黄疸が見られたら即受診を

早期発見はがんに限らずどの病気の治療にとっても大切ですが、がんという病気は特に早期発見が重要です。中でも胆管がんは手術が可能かどうかによって5年生存率が大きく左右されます。胆管がんの手術は大がかりなことでも知られており、他の臓器に転移が見られると手術が難しくなるのです。胆管とは胆汁の通り道となる細長い管です。肝臓で作られた胆汁は胆嚢から胆管を経て十二指腸に送られ、食物の消化を助けています。この胆管にがんが発生すると、胆汁が詰まってしまうために血液への逆流が起きて黄疸の症状が表れます。黄疸は皮膚や白目部分が黄色くなることで判明しますが、消化物に胆汁が混じらなくなると便が白くなることでも気がつきます。皮膚などの黄疸はよほど目立たない限り気がつきにくいものです。それ以前に便の色の異常で発覚する場合も少なくないのです。こうした黄疸の症状が認められたら、できるだけ早く病院を受診して精密検査を受ける必要があります。万が一胆管がんだった場合には、手術を受けられるかどうかで今後の予定が決まってくるのです。尿の色が茶色になったり、全身に痒みが出たりする場合も黄疸の可能性があります。

設備の整った病院での検査

黄疸は胆石や肝炎・肝硬変といった他の病気でも発生します。いずれにしても治療を必要としますから、まずは病院で検査を受けることが大切です。その際にはできるだけ検査設備の整った医療機関を選ぶといいでしょう。初期の胆管がんを発見するのは簡単ではありません。さまざまな検査機器を駆使した上で、経験豊富な医師による総合的な診断を必要とします。胆管がん治療を専門としている病院では、腹部超音波検査やCTスキャン・MRI検査以外にも以下のような検査を実施しています。胆道内にチューブを挿入して造影剤を注入しX線撮影する直接胆道造影検査は、専用の設備が整った病院に限られます。口から十二指腸まで内視鏡を挿入する方法と、腹部に刺した針を通して胆管に直接造影剤を注入する方法があります。この他にも胆管に挿入したファイバースコープで調べる胆道鏡や、超音波内視鏡検査・管腔内超音波検査といった先進的検査法を導入している病院もあります。こうした検査によって手術可能な胆管がんが発見されれば、治療にも大きな希望を持つことができます。検査設備の整った病院では担当医の技量も優れているため、胆管がん手術にも高い実績を持つものです。